-STORY
「2011年にダーツライブさんに招待されて初めてSUPER DARTSに参加させていただいてから、自分のダーツ人生の中で重要なトーナメントのひとつになりました」。 国内外のビッグトーナメントで活躍し、世界中のダーツファンを熱くさせている村松治樹もまた、初のSUPER DARTS制覇へ意欲を燃やす選手のひとり。
村松の意識を目覚めさせた決勝戦
数々のビッグトーナメントで優勝を果たしている村松だが、このSUPER DARTSを制したことは一度もない。 前回においては初戦でローレンス・イラガンに敗退を喫することとなった。 あれから2年、自分の中で大きく変わったことはあるのだろうか。
「ダーツに対する考え方とか目標とかは特に変わっていません。 しかし、このような大舞台で勝ちたいという気持ちは以前よりずっと大きくなりましたね。 一回戦負けの悔しさよりも、2015年の決勝戦でみせたポール・リムの完璧なまでのプレイが印象的で。 あんな風に勝てたら気持ちいいだろうなと強く思います」
ブルパーフェクトや3連続9マークなど、SUPER DARTS 2015の決勝戦でのリムはまさに神がかったプレイをみせ優勝を決めた。 あの試合は、これまでさまざまな世界戦を目にしてきた村松さえも震え立たせるものであったのだ。
劣勢からの華麗なる逆転劇に期待してほしい
初のSUPER DARTS制覇に向けて、意欲を燃やす村松。 トーナメントを前に練習量を増やしているそうだ。
「もともと練習自体は毎日しているので、SUPER DARTSに向けて何か特別なメニューを組むことはないですね。 ただ、いつもよりも練習量は明らかに増えています。 早く試合をしたくてジッとしていられないんですよ」
そして、この夢の舞台へ導いてくれたファンへの感謝の気持ちも忘れない。
「僕に投票してくださった方々の期待に、十二分に応えられるようなダーツをお見せしたいと思います。 十八番とも言える劣勢からの華麗な逆転劇を期待して(笑)、皆さんも大声を出して楽しんでください」
プレッシャーのかかる場面でも愛嬌のあるコメントを残すのが、村松らしさでもあり、魅力的な一面でもある。