-STORY
「ノリと勢いで乗り切るのが得意で、強気で攻めて外して自滅するタイプだと思います(笑)。 自分も見てる方も安心して見れない、ハラハラドキドキタイプってところですね」
そう自分自身について語る鈴木猛大。 2009年から連続出場を果たしている唯一の選手だ。
これぞ鈴木流のプレッシャー攻略法
「SUPER DARTSは回を重ねるごとに、緊張感が高まっているのを肌で感じますね。 正直、僕はずっと優勝できないと思うんです」
そんな後ろ向きなコメントの裏には、鈴木流の攻略法が隠されている。
「プレッシャーは、自分が勝てると思っているからこそ感じるもの。 誰かは忘れてしまったんですが、そんな話を聞いたときピンときたんです。 それならば最初から勝てないと思って戦えば、プレッシャーに潰されることはないんだなと(笑)」
実際のところ、前回はプレッシャーに押し潰されるがごとく自分を見失い、敗退を喫してしまったという。
「ただただ緊張していましたね。 浮足立ってしまって、自分のプレイが1%もできませんでした」
独自の方法でプレッシャーを感じない策を生み出した鈴木が、今回、どこまで活躍するのか楽しみなところだ。
ずっと参加していたい夢の大舞台
鈴木はつねに、観客を喜ばされる試合を心がけているという。 その想いは当然ながらSUPER DARTSにも注がれる。
「この舞台に上がるプレイヤーは、みんな素晴らしい実力の持ち主です。 正直、僕ではまだまだ力不足かも知れませんが、投票してくれたファンの方のためにも頑張りたいと思います。 その結果、鈴木の試合は観ているだけでも楽しいと思える戦いができれば幸いですね」
そして、あらためてこの夢の大舞台を振り返り、最後に次のように話す。
「エンターテイメントとしての演出もどんどんカッコ良くなったり、世界中のスター選手が集まるようになったり、SUPER DARTSは着実に進化していますね。 唯一、不満があるとすれば、すっと参加したいトーナメントだと思わされるのがなんだか悔しいです(笑)」