JAPAN 2017のRED SEASONのみならず、年間ランキングでも1位を獲得。さらにSOFT DARTS WORLD CUP 2017では、決定力が高いプレイで日本代表チームの優勝に貢献し、大会MVPにも選ばれるなど、2017年は飛躍の一年となった荏隈秀一。日本国内において、今これほど勢いのあるプレイヤーは他にいないだろう。「世界規模で考えると、まだまだ僕の名は知られていないと思います。SUPER DARTS 2018を通じて、少しでも多くの人に知ってもらえるように頑張ります」と、初出場となるSUPER DARTSへの意気込みを荏隈は語る。
「一戦一戦でしっかり自分のダーツをしようと頑張った結果、自分でも驚くほどの成果を挙げた一年でした。これからのダーツに向けて、貴重な体験を重ねることができましたね。すべてが夢の中の出来事のようであり、特にWORLD CUPの舞台に立っているときは、現実味を感じませんでした。そのおかげで緊張することなくプレイに集中できたんですけど(笑)。きっとSUPER DARTSでも、同じような感覚になると思います」
そう好調の2017シーズンを振り返る荏隈だが、未だトップに立った実感はないと話す。
「僕の中でトップというのは、誰にも負けないプレイヤーのこと。結果的に1位になったものの、まだまだ試合に負けることも多いのでトップという実感がないんです。実際、同じJAPANプロの中に、一年を通じて負け越しているプレイヤーがいますからね。彼らにも勝ち越して再び日本一に輝いたとき、初めてトップに立ったという実感が湧いてくるんだと思います」
「ずっと憧れていたSUPER DARTSへ出場できる嬉しさの反面、あの舞台でしっかり戦うことができるのかという不安もあるんです。僕だけではないにしろ、JAPANを代表して出場する限りは、結果を残さないといけないし。そういったプレッシャーに負けないためにも、普段の練習では、SUPER DARTSの舞台を想像しながら対戦するように心掛けています。」 と、技術面よりもメンタル面の強化に重きをおく荏隈。目標は当然、優勝だ。
「僕にとってダーツとは”挑戦”なんです。だからこそ、世界屈指のプレイヤーが集まるSUPER DARTSへの挑戦も、とことん楽しみたいですね。目指すはもちろん優勝。初挑戦ながらも大番狂わせを起こす、そんなダークホース的な存在を狙っています。世界最高峰の舞台でどれだけ力が出し切れるかわかりませんが、皆さん、応援をよろしくお願いします」